時の女神

神の森

――痛い…


ゆい は暗闇の中をさ迷っていた

時間は解らない
ただ唯には痛みだけが解っていた


――痛い…私に何があったの…?


解らない…


《スクルド…》



――スクルド?


《私の可愛い娘…》



――娘?



何処からか聞こえてくる、ささやく声は私に話しているようだった



――貴方は誰…?


唯も不思議と話しかけてしまった


《可愛い娘…私はクロノス…》



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