時の女神
―クロノス?私は知らない…



《解る日がくる…いずれ…さぁ目を開けなさい》



――まって!
私はどうなったの!?なにが起きたのか教えて!!


小さくなっていく声に唯は叫んだ




――嫌だよ…痛いし
誰か助けて…



*******


「母さん!大変女の子が泉に!!」


とある村
穏やかな日差しがさしている


一人の少年が
汗だくになって走ってきた



「泉…って神の森のかい!?」


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