時の女神
「ロキ…あまりおどかすなよ」


陛下は苦笑いをして唯をみていた


「娘…名をなんという?」


「えっと…」

―どうしよう…思い出せない…


「陛下、礼儀がなってませんよ?自分からなのらなければ」


「あ、ぁあ…私は王国エルゼメントの王…名をダンテ・フィラレス・エルゼメントと言う」


朱色の目を少しだけ細めて笑った


「ダンテ・フィラレス・エルゼメント…」


「あぁ…ダンテと呼んでくれ」


「そ…そんな!!国の一番の偉い人を…呼び捨てなんてできません!!」


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