時の女神

見張り

――――――
――――


ロキはガロに呼び止められていた


「どうかいたしましたか?」


「ウム…1つ忠告があるんじゃ…ロキ」


ガロはゆっくりと立ち上がりロキに近づく


「ロキ…あのふたりを見張るんじゃ」


「あのふたり…陛下とユイ樣ですか?」


ロキは首をかしげる


「そうじゃ。とくに陛下じゃ。女神を愛することは絶対にならぬ…」


愛することは絶対にだめだ

ガロの口から重々しくでた


「あのユイとゆう娘は女神スクルドに間違いわない…ダンテが惹かれていくのは時間の問題じゃ」


「なぜです?なぜ…だめなのです?」


「なぜ…女神は美しいかわかるかの?」


また手を空中にかざしさっきよりさらに古そうな本を取り出した
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