時の女神
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―――――――

「なにようだ?大臣」


「陛下…もうお年が24になりますぞ?そろそろ身を固めなければ…」


「またそれか…」


エルゼメントの大臣たちは困っていた。女を使わせても余り見向きもしない陛下に


「政略結婚など馬鹿げてる」


「では…エノールの娘をつれて参ります。国々の中でだんとつの美しい姫だそうで…」


「はぁ…好きにしたらいい。またお払い箱だ」



執務室の自分のテーブルにひじをつき、深いため息を出す


密かに考えていた。

―美しい娘か…
ユイは風邪を引かないだろうか…

またあとで様子を見てみよう…



自分では気づいていないほどにユイに気が行っていた
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