時の女神
「ダンテ?どうかしたの?」


足を止めているダンテに声をかけた


「みて♪ダンテ花が咲いたの!!私が足を踏み入れたら!綺麗でしょ!?」


クルクルと回りしゃがみこんで花を摘んだ


「ユイが咲かせた!?」


「わかんないけど…咲かせる魔法が使えるのかな!?魔法使いになったのかな!?私」


魔法が使える…
そう喜ぶユイ


「魔法が使いたいのか?」



花を踏まないように一歩一歩ユイに近づいた


しゃがみこむユイに手を差し出し近づけさせるダンテ


「花を咲かせる魔法が使えたら素敵じゃない!?」


ダンテの手をとり嬉しそうに笑うユイ

それにつられてダンテも微笑んだ


「そうだな…そしたら庭を花畑にしてもらおうか」


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