君の声。





†side:雪†




~…♪‥




「ん………」




~♪♪♪♪♪




「ふわぁっ!?」




携帯の着信音で目が覚めた。




‥寝ちゃってたんだ私




鳴り続ける携帯に手を伸ばして画面を見る。




「…楢橋君?」




ディスプレイには楢橋君の文字




珍しいな、楢橋君が私に電話だなんて。




通話ボタンを押して耳に当てれば、




「ヤッホー!リサちゃん??今日暇~??」




‥間違ってます楢橋君。



大きな声で元気いっぱいの楢橋君。




「楢橋君、間違ってるよ!私、雪!!」



「ユキ?どのユキ?大学のユキ?○高のユキ?スナックのユキ??」




どれもちっがぁぁう!!



というか楢橋君知り合い多すぎっ!!




「同じ高校の雪!!」



「あ、雪ちゃんかぁ~♪♪」




やっと納得してくれたらしい。











< 102 / 157 >

この作品をシェア

pagetop