君の声。





真っ直ぐ目を見て、俺は親父を拒絶した。




「…………」




親父は何も言わない。




沈黙が重い。
‥だけど、もう決めたんだ。




俺は、雪の傍にいたいって




いるって、決めた。




「…イヤダ………」




低い、親父の言葉が聞こえる。




「……イヤダ、イヤダイヤダ!!…ユルサナイッ!!」




低い声で荒げる言葉




怖いと感じる。











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