君の声。
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って……
「ぇーと…?ご、ごめんよぉ…。い、今、出て行きま~‥」
「待てよ。俺も一緒に行く。」
そう言って立ち上がった俺。
雪とは無言ですれ違う。
「え、え?えぇ!?何、いーの!?」
「いんだよ。」
「け、けどさ…」
「いいから、さっさとカバンと制服よこせよ。」
「は、はぃ…」
「ん、サンキュ」
ーピシャリ
雪を1人置いて出て行く俺達。
雪?
多分お前は泣いてるよな。
お互いに背中を向けてるけど、わかるんだ。
君の気持ちも、
わかってると思う。
けど、気づかないフリをさせて。
俺は雪が流す涙を、
拭う事はできないんだ……