君の声。





ーガチャ




裏口から摩月さんのカフェに入る。




「摩月さーん、来たよ~♪」



「おぉ~!よかった!悪いな、休みなのに」




いえ、と言って更衣室に入る。




「な~なぁ~、」



「何」



「雪ちゃん、まだお前ん家に来てんだろ?」



「あぁ」




楢橋には事情を説明しといたんだっけ




「ヤった?」



「下品」




それしか頭にないのかお前は




バシンと楢橋の頭を叩いといた。




「摩月さん、おまたー」



「ぉー、やっぱりお前ら2人女ウケする顔だよな」



「摩月さんだって~♪」




顔だけは、
とは言わず。




摩月さん、
イイ人だけど女遊び激しいんだよな。




「陸は理由はわかるが楢橋はなんで彼女つくんねーの?」



「え゛そ、それゎー‥」




どもる楢橋。




「コイツ好きなヤツいんすよ。」



「んな!?ちょ、陸!!」



「え、マヂかょ!!」









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