君の声。





「いいから話せよ」




楢橋を促す




「あのさ……あの客なんだけど…」




フォーク落とした客か




「あの客だけどさ!!」


「「早く話せ」」




佐山とハモった




「フォーク落としてさ、屈むじゃん?」




それが?




「その時にアイツ等胸元見んだよ!!しかもボタンが2つ開いてる制服だからチラッと谷間が!!」




ーバチーーーン!!




佐山が楢橋を殴った。




ご自慢のポニーテールで。何その髪。怖




「この変態!」



「痴れ者が」




楢橋に向ける冷たい目




「お、俺がやった訳じゃねぇし!!」




気づいた時点でお前がそっちに目線があることは明白




「お前、見たのか…?」



楢橋の胸ぐらを掴む。




「あ、雪ちゃん?ごめ…ブフッ!!」



「その客、注意しとけよ」



ふざけやがって











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