COOL LOVER


「なぁ」


「え?」


「観覧車、乗ろうか。」



へ!?

観覧車!!?



「乗りたい!!」



急いで空になったお弁当箱を片付け、観覧車に向かった。


翼くんが観覧車なんて…どうしたのかな?



昼間の観覧車はがら空きで、すぐに乗ることが出来た。

普通は夜だもんね。



「……ゎあ。すごい…」

「あぁ。」



夜は見えないような景色。

昼間に乗るのも楽しいんだなぁ。



「…ハルヒ」

「え?」



夢中になって景色を見ていると、手招きされた。

首を傾げつつ、近寄ると……




「焦らしてて、ごめんな。」





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