COOL LOVER


そして、二人で花火をやって数分……



「わり、ちょっと便所行ってくる。」

「ぁ、うん!!」



フッ と笑ってから、一階だけ灯りのついた校舎に消えた翼くん。


一人でいるのはちょっと寂しいなぁ…

線香花火でもしてよう。




もうだいぶ少なくなった花火たちから、線香花火を一本抜く。


そして、火をつける。



そのとき……



「聞いて聞いてっ!!あたし、今日は朝からよーくんと一緒だったんだ!!ねぇ?」

「あぁ」

「やっぱり?あたしたちもっ!!
ねぇ、なっちゃん?」

「もちろん。好きな子とはずっと一緒にいたいからねっ。」


「「きゃははははっ」」

「「アハハハハっ」」





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