COOL LOVER


「……遅ぇ。」


「っ!!!?」



耳元。

低くて魅力的な声がして、肩がびくつく。



「……っ、ぁ…あ…」



もう半分以上いなくなったクラスメイトたちが、不思議そうにこっちを見ていた。


や、やばい!!!

なんか恥ずかしいよ…!!///



「……おぃ、どうし…」


「ちょっと来て!!///」



左手でカバン、右手で翼くんの腕を掴んで走って教室を出た。


注目される前にどこか行きたいっ!!!



こんなにかっこいい翼くん…みんなに見せたくないよ…///




「ハルヒ?」


「え……ぁっ、ごめん!!」



気が付くと、おもいっきり帰り道を走っていた。




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