COOL LOVER
すると、翼くんは短くため息をついて
「夏休みはバイト入れてるけど…空いてる日でよかったら。」
「「えっ!!?」」
「翼くん!!!」
同時に声を上げたあたしたち。
翼くんは、呆れたように視線を泳がせて
あたしに視線を注いだ。
ドキッ
うっ。心臓が大変なことに…///
「……お前は行きたいだろ?」
「へ?」
「…この4人で、出かけたいんだろ?」
柔らかく微笑む姿に
釘付けになるあたし。
かっこいい。 素敵すぎる。
優しく細められた目が、ちょっと怖い翼くんのオーラを変えていた。
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