COOL LOVER


すると、翼くんは短くため息をついて



「夏休みはバイト入れてるけど…空いてる日でよかったら。」


「「えっ!!?」」

「翼くん!!!」



同時に声を上げたあたしたち。


翼くんは、呆れたように視線を泳がせて

あたしに視線を注いだ。




ドキッ


うっ。心臓が大変なことに…///




「……お前は行きたいだろ?」

「へ?」


「…この4人で、出かけたいんだろ?」




柔らかく微笑む姿に

釘付けになるあたし。



かっこいい。 素敵すぎる。


優しく細められた目が、ちょっと怖い翼くんのオーラを変えていた。




.
< 167 / 217 >

この作品をシェア

pagetop