COOL LOVER


はぁ とため息をついて、黙ってしまった翼くんを見つめる。



「何?聞きたいっ。」


「いや…
今日、これから暇?」



………え?


言い捨てるように言って、頭をかく。

その姿に、胸がキュンと締め付けられた。



「………おい?」


「っぁ、ひ、暇です!!!」



また不機嫌な声になった翼くんに、慌てて返事する。

……と。


あたしの言葉に、フッと口元を緩めた。



ドキュゥゥン!!!!


スミマセン。

倒れていいですか?


気絶しそうなくらいカッコいいです。




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