COOL LOVER


「ま、お前と翼くんなら一生上手くやっていけるんじゃね?こんなことしなくてもさ。」


「え!!?」



暢気にアイスを食べていたお兄ちゃんが、いきなり真剣な顔で言うからびっくりしちゃったよっ!!


てゆうか…一生上手くやっていけるように見えるのかな。

あたしと翼くんが?




「……そうかなぁ?」

「ま、よくわかんないけど。」



結局わかんないんかぁぁあい!!!


思わずそう突っ込むと、ニカッと笑ったお兄ちゃんが言った。




「だから、あんまりそんなこと言ってると翼くんに愛想つかされちゃうよ?」


「へ?」


「ジンクスなんか気にして空回りするなら、ただ楽しんだ方がいいんじゃねぇの?ってこと。」




.
< 176 / 217 >

この作品をシェア

pagetop