COOL LOVER
冷たいアイスティーを飲んでいると、翼くんが口を開いた。
「……お前は何か見たいのないのか?」
「へ?」
アイスコーヒーの氷を掻き混ぜる姿は、すごく様になっていてカッコいい。
見たいもの…
ぅーん……
なんか忘れてるような……
「………うーん…
あ!!!!!!」
いきなり大声を出した所為か、びっくりした様子の翼くん。
「孔雀が見たいっ!!!」
「孔雀?」
聞き返して、不思議そうに目を細めた。
きっと、今のあたし
目がキラキラ輝いてるだろう。
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