COOL LOVER


「……知りたい、ワケ?」


「…うん。」


「俺はハルヒが何を知りたいか、知りたい。」




真剣な瞳が、あたしの視線と絡まる。


強い日差しの所為か、暑い気温の所為か

それとも、翼くんがカッコよすぎる所為か


クラクラしてきた頭。


身体は熱く火照ってる。




「……あたしは…」



あたし、は



「…翼くんの」



翼くん、の





「………全て、知りたいよ。」


「……」


「だから、これから時間をかけて知っていきたい。」




今すぐ、教えてほしいワケじゃないから。




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