COOL LOVER


「気になるな…
言えないこと考えてたワケ?」


「っふぇ!?ち、違っ…」




ズイッ と迫られて、ドキリと跳ねる心臓。


し、知られたらマズい!!!!



「な、なんでもないから!!」


「隠し事はなし。
ハルヒは俺に隠し事するんだ?」




鼻がくっつきそうなくらい近づかれて、もう声が出ない。



今、確信したことがある。


翼くんは時々、こうやって迫ってきては

有り得ないほど色気を出す。



キャラが崩れるくらい、積極的になる。


てゆうか、この強引で意地悪な感じが

翼くんの本質だと思うんだ。




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