COOL LOVER


ドキドキいいだす心臓に動揺して、視線が泳ぐ。



「…ぁ、あの……」



少しでも言い訳を!! と思い、口を開けたとき………





一羽の孔雀が、綺麗な緑に輝く羽を広げた。



………っ!!!!


綺麗…




翼くんから、そっちに視線を移しかけたとき………





「っん…………ん!!!」




その途端、近かった顔がさらに近づいて

唇が塞がれた。


……翼くんの唇で。





「……っ、ん…」


「……」



熱くて、深くて、甘い口付け。


クラクラするのは、日差しの所為だけじゃない。




.
< 202 / 217 >

この作品をシェア

pagetop