COOL LOVER


翼くん自身の爽やかな香りが、いっぱいに広がって

あたしを翻弄する。



「ん…ぁ……」



あたしたち意外に人のいない孔雀の前。


翼くんが、人前でキスするなんて……すごく意外。




てゆうか……


ジンクス、実行してる…んだよね?




“一生愛し合っていられる”




その言葉が頭に浮かぶたび

思い出されるたび


あたしの心臓がうるさいくらいに脈うつ。




本当に、ずっとずっと

いつまでも一緒にいられたら



どれだけ幸せなんだろう。





これからもずっと

翼くんの隣にいられたら



幸せすぎて、死んでしまうかもしれない。




.
< 203 / 217 >

この作品をシェア

pagetop