COOL LOVER


「どうしよ…」


「北原を好きになるからよ。無口で無表情で…無愛想なヤツのどこがいいんだか。」




アキの言葉に傷つきながらも、おにぎりを頬張る。


梅干しですら身に染みる……泣



「あら…」



また泣きそうになったところで、アキが廊下を見て声を上げた。


…?


視線を移すと、購買のところに翼くんがいた。



ドクンッ…



その姿を見た瞬間、跳ね上がる心臓。


相変わらず無表情…

そこがカッコいい………って…



ダメダメ!!!見入ってたら…




「ちょっとハルヒ!!」



ブンブンと頭を振ったところで、アキが声を上げた。




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