COOL LOVER


何…?


再び視線を向けた、そこには…



「はい、これ!!
どっちがいい?」



仲良さそうに、翼くんに話しかける女の子。


缶ジュースを渡してる。



うそ…

翼くんが女の子といるところなんてなかなかないのに…



しかも、可愛い子だ…


あたしよりもずっと…………




二人に視線をロックしていると、低い声が響いた。





「………いいよ。」



……ぇ…


今の言葉…どっかで……




“いいよ”



そうだ…


あたしの告白に、翼くんはそう返事をしたんだ。




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