COOL LOVER


ま、いいか。

眩しいし。



そう思って、気にせず寝転ぶ。





そのとき………




バチンッ!!



「いったぁあ!!!」



おでこに激痛が走り、バチッと瞼を開けた。


…………え。


影が出来て視界がはっきりする。



な、んで…





「何してんだ?
泣いたかと思ったら走りやがって…」



髪を掻きながらあたしの隣に座る。


翼……くん…




「なんで…」



不機嫌な瞳。

その姿を見たら、また涙が溢れそうになる。




「……追いかけて来なくてよかったのに。」



来てくれたのは嬉しかったけど

素直に喜べないよ…




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