COOL LOVER
あたし
本当に本当に彼女になったんだ……!!!
「ぁ、それと…」
「ぅへ?」
校舎に向かって歩いていた足を止めて、北原くんが振り向いた。
目が合っただけでドキッと跳ねる心臓。
「俺の彼女なら“北原くん”はやめろ。
なんかよそよそしいから。」
………え?
「じゃ…なん…」
「つ」
「……つ?」
「ば」
「…ば」
「さ」
「さ……ぁあ!!?///」
つっ、ば、ばばばさぁあ!!?////
いきなり呼び捨てですか!!
「な、なんで…」
「俺がイヤだからダメ。
…理解、したか?」
理解……した、っていうか
理解、しなきゃ。
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