◇ 永遠 ◇
いつの間にか、君は私の教室まで来てくれるようになった。
その度に、いろんな人から痛い視線も受けてたけど。
全然苦なんかじゃなかったよ。
だって、君を独占できるんだもん。
他の子より、君に近い気がしてたんだ。
私もだんだん、君のいる教室に行くようになった。
それで、君にはたくさんの友達が居ることを知ったよ。
特に吾川先輩は君にとってかけがえのない親友だって事も知った。
君の色んなことを知ったよ。
それで、私の色んなことを君に話したよ。
あの頃君の心と私の心がちょっと、近くなった気がした。