◇ 永遠 ◇
「さっさと、どっか行けよ。5秒以内にどっか行かないと、俺マジで殺るよ?」
その言葉と同時に、そいつはどっかに消えてった。
そういえば、女の子達がいない・・。
逃げたのかな・・?
そう思っている間に、君が私を抱く力を強めた。
きつく、きつく抱きしめる君。
いたいけど、だけど幸せを感じる。
「渚・・・」
「・・・・馬鹿」
君に馬鹿っていわれたのは、これが最初で最後だった。
「何で、言わないの?・・・俺、圭吾から聞いた」
「うん」
「何で、言わなかった?」
「心配、掛けたくなかったから」
「・・渚、渚は、俺に・・心配掛けていいんだよ?」