◇ 永遠 ◇


ただ、ひたすら泣く私の頭を撫でてくれた。



君の優しさが、まだ残ってる。



胸の奥に、今も・・・きっとこれからも・・・残ってる。




空が、夕焼け色に染まってでも私はまだ泣き止まなくて・・。



困った顔して微笑んだ君は、私に小さな飴をくれた。





「飴食べたら、嫌な事悲しい事、全部忘れるから。きっと、笑顔になれるよ」





飴には、きっと効果なんてないけど。



自然と食べていると、振られた事なんてだんだんどうでも良くなってきた。



うじうじ考えてた自分が、馬鹿らしく思えて・・。



いつの間にか、笑ってた。








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