◇ 永遠 ◇
私を家まで送っててくれた君。
家に着くまで、知らない私に色んな話を聞かせてくれた。
大丈夫、泣かないから。
必死に話し続ける君に、そう言いたかったけど。
だけど、君の声が聞いていたくて。
優しくて、でも少し低い君の声を聞いていたくて。
ただただ、君の話に耳を傾けた。
時折、私のほうをみて笑って、私が笑い返すと少し驚いた表情をしてだけどまた笑顔になって。
あの帰り道が、凄く懐かしい・・。
それでいて、凄く切ない・・。