◇ 永遠 ◇
■ 心と心 ■
あれから、君が私と一緒の高校だったって事を知った。
一つ上の、先輩。
転校生だったんだね、だから制服違ったんだ。
だけど、君に出会えてよかった。
君が話しかけてくれて、よかった。
たとえ、もう関わる事がないとしても・・。
君という人間に、出会えたことで私の世界に色がついたんだ。
たまに教室の横の廊下を、君が歩いていると
“ 気づいて! ”
ってずっと見つめてたりした。
そのまま君の姿が消えると、悲しくて・・。
駆け出して、服を掴んで「覚えてる!」って叫んじゃいそうになる。