◇ 永遠 ◇





そんな衝動を、ぐっと堪えて。



今度君が通り過ぎたら、今度こそ振り向いて貰うんだって思ってた。







2回目、君に会ったのは・・・ううん、お互い気づいたのは体育祭の時だったよね。



私が、慌てて走ってたら丁度出てきた君にぶつかって。



何度も、謝る私に君は気づいてくれた。



お互い視線がぶつかって、私が君だと思ったのと同じように君が声をだしたんだ。



君の名前を初めて知ったのは、その時だよ。





そして、君も私の名前を知って初めて呼んでくれたのもその時だったね。




二人で、奇跡だねって言い合った。



偶然?ううん、違う運命だって君はそう言って笑った。

























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