空の彼方へ2
グレイスはそのまま眠ってしまう。


「…しょうがないなぁ…」


リリアはグレイスをベッドに連れて行き、母親のようにグレイスを寝かせる。


―なにがあったんだ?―

リリアはこんなことを思っていた。






朝…リリアは仲間が心配になり、グレイスの家を出る。


「もう…ひとりで大丈夫か?」


「うん、大丈夫だよ」


グレイスは笑いながらリリアを手招きする。


「ねえお姉ちゃん、ちょっと…これ見て」


「ん?」


リリアはグレイスと同じ目線になる。


すると…


「?!」


いきなりグレイスはリリアにキスをした。


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