空の彼方へ2

宿についたリリア達。


「ふぅ…あったかい…」


ほとんどの仲間は暖炉で体を温める。



「だらしねぇなぁ…私暇だから外行って来る」


リリアはそう言うと勢い良く外に出ていく。


「…グレイス君♪グレイス君も行かなくていいのかい?」


セラフィーがグレイスの肩を両手で叩きながら言う。

「どうして俺が…っ」


「またまたぁ…分かってるんだからぁ〜好きなんだろ?リリアちゃんのこと♪」

「わっかる!告っちゃえばいいのに…」


隣で弓の手入れをするアイリもグレイスを見る。


「なんで…お前ら…」


「バレバレなんだよ!お前意外と分かりやすいんだな!」


セラフィーはそう言うとまた暖炉の所に行く。

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