空の彼方へ2
「まじ?そんなに人気なのか?」


「ああ!いいぞこれは」


リリアはこのブレスレットを見ながら悩んだ。







「グレイス君、リリアちゃん帰ってこないね、もうご飯なのに」


セラフィーが食堂に向かう途中にグレイスに言う。


「そのうち帰ってくる、あいつのことだからな」


グレイスは近くにあったソファーに座り、リリアを待った。


「ただいま」


するとちょうどその時、白い息を吐きながらリリアが帰ってくる。


「あれ?みんなは?」


「夕食を食べに行った、俺達も行こう」


「やはりセラフィーの言うとおりだな」


声が聞こえ、振り向くとディナスがいた。


「お前…いつのまにここに?!」


「…さっきからいたぞ」


< 143 / 219 >

この作品をシェア

pagetop