空の彼方へ2
「ああ、リリアは今、生死の境目にいる…リリアの魂はそこでどちらに行けばいいのか分からず、立ち尽くしているはずだ」
「…え?」
「だからお前がそこに行ってリリアの魂をここに取り戻せばいい…」
「…でも、どうやって…」
「簡単だ」
ディナスはグレイスの額に手をあてる。
「………っ」
するとグレイスはその場にバタリと倒れる。
「…ここは…?」
グレイスは何もない空間にいた。
光もない…ただ真っ暗の空間…。
すると目の前でぼんやりとひとりの人間が立っているのが見える。
「リリア…?」
「…え?」
「だからお前がそこに行ってリリアの魂をここに取り戻せばいい…」
「…でも、どうやって…」
「簡単だ」
ディナスはグレイスの額に手をあてる。
「………っ」
するとグレイスはその場にバタリと倒れる。
「…ここは…?」
グレイスは何もない空間にいた。
光もない…ただ真っ暗の空間…。
すると目の前でぼんやりとひとりの人間が立っているのが見える。
「リリア…?」