空の彼方へ2
「…大丈夫だ…きっと」
「…くしゅんっ」
「リリア?」
「ごめんごめん!ちょっと寒いからさ、ここ」
「…リリア」
「やっぱ毛布持ってくればよか…」
グレイスはリリアを後ろから抱きしめる。
「グレイス?」
「俺も今、なにも暖める物を持っていないからさ…寒いならこうするしかないだろ…」
「…ありがと…あったかい」
するとリリアの肩にひとつの雫が落ちる。
「グレイス?」
「リリア…俺……っ」
「……?!…泣いてるのか?」
「………っ」
「…お前…何年も孤独で…暗闇の中をさ迷って……悲しいか?」
「……っ」
すると雪が降ってくる。
「雪だ…」
「…くしゅんっ」
「リリア?」
「ごめんごめん!ちょっと寒いからさ、ここ」
「…リリア」
「やっぱ毛布持ってくればよか…」
グレイスはリリアを後ろから抱きしめる。
「グレイス?」
「俺も今、なにも暖める物を持っていないからさ…寒いならこうするしかないだろ…」
「…ありがと…あったかい」
するとリリアの肩にひとつの雫が落ちる。
「グレイス?」
「リリア…俺……っ」
「……?!…泣いてるのか?」
「………っ」
「…お前…何年も孤独で…暗闇の中をさ迷って……悲しいか?」
「……っ」
すると雪が降ってくる。
「雪だ…」