空の彼方へ2
しかし魔物が向いた方向にはリリアがいた。


「ふふーん、今がチャンスねぇ♪」


リリアは勢いよく魔物の腹に深々と剣を突き刺す。


「ウギャァァァ」


魔物はリリアの目の前で悲鳴をあげながら倒れた。


「…やったな」


「…お前…意外とできるんだな、てかお前の名はなんだ」


「私はリリアだよろしくなグレイス」


「……ああ…」


リリアが手を差し出したのでグレイスは仕方なくリリアの手を握る。


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