空の彼方へ2
「……っ!!」
リリアはディナスの手を振りほどくと、顔を手で覆う。
次々と涙が溢れてくる。
「…リリア…グレイスに、会うか?」
「どうして…」
「…今のお前の心を和らげることができるのはグレイスしかいないからな」
「…いや、呼ぶな!あいつは…さっきまで…っ」
リリアはディナスを必死に止める。
「…冗談だ…あいつは…それよりも…」
「…もういやだよ…」
リリアは泣き崩れる。
「………」
ディナスはリリアの頭を撫でる。
「な…何する…っ」
「今俺ができることはこれしかないからな」
リリアはディナスの手を振りほどくと、顔を手で覆う。
次々と涙が溢れてくる。
「…リリア…グレイスに、会うか?」
「どうして…」
「…今のお前の心を和らげることができるのはグレイスしかいないからな」
「…いや、呼ぶな!あいつは…さっきまで…っ」
リリアはディナスを必死に止める。
「…冗談だ…あいつは…それよりも…」
「…もういやだよ…」
リリアは泣き崩れる。
「………」
ディナスはリリアの頭を撫でる。
「な…何する…っ」
「今俺ができることはこれしかないからな」