空の彼方へ2
リリアだけが瓦礫の山の近くに倒れ、その衝撃で瓦礫が次々と崩れてきた。


瓦礫の中から光って見えたものはブレスレットだった。


「おい!!大丈夫か?!リリア!!」


セラフィーがリリアを持ち上げる。


気を失っているようだ。




「どうしよう…これだけの怪我は…回復薬だけでは治らないわ」


「…僕の家に行った方が…いいかもしれません」


みんなが慌てる中、アースが言う。


「…え?アースの家…近くにあるの?」


タミーがアースを見ると


「近くではありませんが…行こうと思えば行ける距離です、僕の両親、医者なので…リリアさんを診てくれれば…」


< 197 / 219 >

この作品をシェア

pagetop