空の彼方へ2
「…なかなかエンジンがかからないな…長い間使われていなかったから…」


「…そうなの?大丈夫かなぁ…」


アイリがウォンカーに乗り込むとエンジンを見る。


「…なんで…ディナスはこのこと…分かるの?昔…乗ってたの?」


「見れば分かる…俺は昔軍隊に入っていたものでな…これとよく似た乗り物に乗ったことがある」


「そうなんだ…」



「…ついた」


やっとの思いでエンジンがかかる。


「おーいみんなー!早くここに乗ってぇー!」


アイリがウォンカーの出入口が仲間に手をふる。



「…あれに…乗るの?」


「いいから行くぞ!」


セラフィーがリリアを抱きながら乗り込む。


「行くぞ!」


ウォンカーは宙に浮き、飛んだ。


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