空の彼方へ2
「…私…頑張る、頑張って国を守るよ!」


「それより…いいのか?一緒に住んでも…俺…」


「悪魔の子じゃねえじゃん、お前もう…それに」



リリアは背伸びしてグレイスにキスをする。


「…?!」


「…私がお前のこと…こんなに好きなのに…別々に住んでちゃ嫌だし、お前だって家ないんだから困るだろ?」


少し照れながらリリアは言う。


「まあな」


「だろ?」


リリアとグレイスは笑い合う。



真っ赤な夕日がふたりを照らす。


ここから、ふたりのストーリーが始まろうとしていた。






the end
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