空の彼方へ2
「…わたしたちは、アモールの生き残りを倒しに…」

するとグレイスが部屋に戻ってくる。


まとめていた髪をおろし、濡れているエメラルドグリーンの髪がリリアをドキッとさせる。


「リリア?どうした?」


グレイスは自分をじっと見ているリリアに言う。


「なんでもない、手紙の内容に困ったからちょっとグレイスのいた方向見ただけだよ」


「そうか」


リリアは手紙を書き終えると、すぐに部屋を出る。


部屋の近くにいた家来に手紙をリァリィに届けてくれと言い、すぐにまた部屋に戻って来る。


< 26 / 219 >

この作品をシェア

pagetop