空の彼方へ2
―うちのお母様達もアモールって奴倒したんだよなぁ―


「行くぞ」


グレイスがみんなに言う。

「ちょっと待ってよ!」


突然アイリが4人を止める。


「私も行く!」


「え?!」


リリアはアイリの発言に驚く。


「駄目だ、戦いとはそんなに甘くはない」


「大丈夫!私弓だけはかなり使えるし!」


アイリは弓を持ち、行く気満々だった。


「お前が死にかけても、助けはしないからな」


グレイスはそのまま家を出る。


「手紙は書いたし、準備もしたし、よし!グレイスと一緒に行くぞぉ♪」


―テンション高いなぁ―

リリアはアイリを見ながら苦笑いする。
< 71 / 219 >

この作品をシェア

pagetop