空の彼方へ2
「…ごめん…今あいつは……っ」


リリアは頭を抱える。



「大丈夫?無理…しないでね」


「ああ…」






一方、グレイスは部屋で目を覚ます。


―またか…あいつに迷惑かけてばかりだ…―


グレイスは起き上がり、辺りを見回す。


―やべぇ…頭が重い…―

その時、リァリィが部屋に入ってくる。


「あら起きた?大丈夫?あなた…すごい怪我していたから心配したのよ?」


リァリィはベッドに腰掛け、グレイスを見る。


―頭が…痛い…重い…―

グレイスの頭はリァリィに寄り添うように倒れる。


「どうしちゃったの?大丈夫?」


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