モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「お礼とか考えなくていいから、お茶…飲んで」
「どうして?」
「淹れた人に対して失礼だから」
『どうぞ』と言わんばかりに、手を出して席を進めてくる
私は席に戻ると、すっかり冷めているお茶に視線を落とした
「お茶を飲めば、返してくれるのね?」
「ん。僕は約束は守るよ」
私はお洒落な柄のカップに手をかけると、お茶を口に近付けた
「あ…いい匂い」
ごくりと一口、喉の奥に流した
スーッと鼻に突き抜けるような爽快感の中で、ふわっと甘い香りがあがってくる
「甘い」と言ってから、私はまたお茶に口をつけた
「それはね…甜茶って言うんだ。レモングラスの葉が少し入ってるから、爽やかな香りがして……花粉症の予防にもなるし、苛々した気持ちを落ちつける効果もある」
ハルが説明してから、紅茶を飲んだ
「…で?」
「それを飲んで、落ち付けってこと」
「どうして?」
「淹れた人に対して失礼だから」
『どうぞ』と言わんばかりに、手を出して席を進めてくる
私は席に戻ると、すっかり冷めているお茶に視線を落とした
「お茶を飲めば、返してくれるのね?」
「ん。僕は約束は守るよ」
私はお洒落な柄のカップに手をかけると、お茶を口に近付けた
「あ…いい匂い」
ごくりと一口、喉の奥に流した
スーッと鼻に突き抜けるような爽快感の中で、ふわっと甘い香りがあがってくる
「甘い」と言ってから、私はまたお茶に口をつけた
「それはね…甜茶って言うんだ。レモングラスの葉が少し入ってるから、爽やかな香りがして……花粉症の予防にもなるし、苛々した気持ちを落ちつける効果もある」
ハルが説明してから、紅茶を飲んだ
「…で?」
「それを飲んで、落ち付けってこと」