モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「なんで?」


「自分で買うことに意義があるの。他人に貰っても嬉しくない」


「え?」


「あのDVDは私にとって、とても大切な宝物なの。他人の金で買ってもらう必要はないから」


後輩男は、首を傾げたまま不思議そうな表情で固まっていた

女にちやほやされてきた男にはわからないでしょうね

自分の力で生きていくっていう意味を理解していないのよ


適当な笑顔と、プレゼントでオンナが勝手に落ちて、自分のモノになるとかって考えてるんでしょ?


バカバカしい


そんなに私は安い女じゃないのよ

男に振りまわされるなんて有り得ないっつうの


「そういうことだから。プレゼント、要らない」


「ちょ…南センパイっ!」


あたしは封筒だけを手にして、来た道を戻っていった

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