モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「は? それだけ?」


後輩男が目を丸くした


「そうだけど。何か、他にあるの?」


「べ、別に何もないけど」


「あっそ。賭けの内容は? 付き合うまで…でいいのかな?」


「あ、ああ。南センパイを落としたヤツが勝ち…だけど」


「そう。じゃあ、あなたに夢中なふりをしていれば、賭けは終わるのね」


「まあ、そういうこと」


「わかった」


「わ、わかったってなにが?」


「貴方が賭けに勝つように、あたしが一芝居打てばいいんでしょ? そうすれば、あたしを脅迫する理由が無くなる。違う?」


「ま、そうだけど」


「商談成立ね」


あたしはもう一度腕時計を確認して、席を立った

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