モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
ママが部屋に戻って行く足音を聞いて、あたしは思わずふっと口元が緩んだ


あたしは大丈夫


負けないから


だから、ママは心配しないでいいからね


深夜一時だというのに、突然…携帯の着信が鳴る


こんな夜中に、非常識だ…とか思いながら、あたしは携帯を握ると、電話の相手は北城君だった


ま、こんな非常識な行いをする知り合いは、北城君しかいないけど


あたしは携帯に耳をあてると、小さな声で「もしもし」と声を発した


「みっなみセンパーイ、起きてましたかぁ」


異様に明るい声に、後ろから聞こえてくる煩い音響にあたしは「はあ」とため息をついた


まだ高校1年生だと言うのに…夜遊びなんかしてるんだ


真面目に勉強しているとは思えないけど、さ


「馬鹿」とあたしは呟くと、さっさと通話を遮断した


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