モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
3回目のコール音のあと、『センパイ?』という不思議そうな声が聞こえた


「あんたのせいよ。さっきまで集中できてたのに。電話をかけてくるから…集中できないじゃない」


『ごめん。酔った勢いで…電話しちゃった。賭け仲間も近く居たしさ。つい…自慢したくなって』


「あっそ。え? 『賭け仲間』って…そんなはっきりと言っちゃっていいの? 近くにいるんじゃないの?」


『ああ、もう居ない。俺一人で店を出たから』


「なんで?」


『わかんない。ただ何となく。そっちに行ってもいい?』


「何時だと思っているの?」


『だよな。集中、できないなら今夜はもう寝ちゃいなよ』


「言われなくてもそうするわよ」


『そっか。そうだよな。南センパイ、どうして一人で生きて行こうと思ったの?』


「男が最低だから」


『好きな人にでも裏切られた?』


北城君の低い声にびくっと勝手に肩が震えた


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